April 17, 2004

Queen of Wagamama

ワタクシ達夫婦にとって、苦難を乗り越えてやっと授かったムスメですから、かなりの親バカだと自負しています。が、ワタクシの祖父母、実母、継父のジジバババカ最強チームにかかると、もう、ワタクシ如きの親バカなんて可愛いものだと思えてきます。百獣の王ライオンと小犬ちゃんくらいの差です。ええ。

厳格なはずの祖父は、ムスメにおもちゃのサングラスをかけろだの、足を揉め(ムスメは無類のマッサージ好き)だのと命じられて喜んでやってくれますし、穏やかな祖母は何時間でもムスメのおままごとの相手をしてくれます。今日は午前中に砂場で3時間半、午後に2時間、寝る前に1時間半の計7時間労働でした。「ばあば(=祖母)、疲れちゃうからもうおしまいよ」とワタクシが言っても、祖母は「滅多に会えないんだし、別に疲れるほどのことじゃないよ」と涼しい顔をしています。

ムスメが「あいす たびたい(アイス食べたい)」とか「おてと たびたい(ポテト食べたい)」と言うたびに、コンビニにマクドナルドにスーパーにと東奔西走する継父のことを、ワタクシと母は、密かに"使いっぱ"とか"下僕"とか呼んでいます。"じいや"というのが正式名称ですが(笑)。

継父は子育ての経験がなく身近にも子供がいない人ですし、結構なぼんぼん育ちです。嫌われたくない一心が、とにかく甘やかす(=次々と物を与える)という行動に出るので、当然ながらムスメにもナメられまくりです。一応はワタクシも母親らしくムスメをたしなめるのですけどね、次の瞬間には「すいか かってきて(スイカ買って来て)」と言われて「はいはーい」と即答、すぐさま時期外れのスイカを担いで帰って来るわけですから威厳もなにもあったもんじゃありません。

ワタクシの母という人も、子供を可愛がる=甘やかす=欲しがる物を与えると、やや勘違いしている傾向があるので、ムスメの言いなりです。なすがママ、きゅうりはパパなのです。ワタクシがうっかり「ムスメはここのメーカーの洋服が似合うみたい」と言ったら、母は翌日そのお店に赴き、「ここからここまで全部。サイズは80で。」という豪快な買い物をしてきたとか、トイザラスで、あの巨大ショッピングカートに積みきれないほどのおもちゃを買ったとか、数々の逸話を生み出し続けています。

でも、ワタクシはあえてこのジジババ攻撃を止めません。家に戻った時に、ワガママ女王の座から引きずり下ろすのが大変だとわかっていても、ムスメにとって、これだけ無条件に甘やかしてくれるのはこの人達だけですし、彼らにとっては唯一の孫・曾孫なので、ワタクシが口を挟まないというのもある意味で孝行だと思って、彼らの思うままにしてもらっています。

今回は誕生日直前ですし、転勤でしばらく会えないという前提があるので、いつにも増して激しい攻撃なのが気がかりですが・・・。

Posted by AKIKO at April 17, 2004 11:27 PM | TrackBack
Comments

ぼくんトコは子供いないので(鋭意努力中)わかんないのですが、
子育てって難しいですよね。
甘やかすときっと良くないと思いつつ、それを見過ごすのも
胸中複雑だと思います。

日頃は子供の存在がまったく想像もつきませんが
どーも、AKIKO姉御のひらがなあかちゃん言葉を見るたびに
にやけてしまい、ぐぐぐっと子供の楽しいイメージできちゃうから不思議。
すっごく欲しくなるなあ。
そして、きっときっと、厳格な父になるぞっ(ホントか)
ていう思いも強くなりますです(笑)

Posted by: tommy at April 20, 2004 12:32 PM

>tommy兄さん
そうですねー、子育ては面白いけど難しいですねー。
「躾」と「虐待」の境界線、「甘やかす」と「可愛がる」の違い、「好奇心」と「いたずら」の差・・・、と全てに於いて、親がボーダーラインを引かなくてはならない、そのボーダーラインには正解がないということが本当に難しいです。

でもね、それ以上に面白いことや楽しいことがたくさんあるからやってられるんですよ。ええ、そりゃもうネタの宝庫でもありますし(笑)。

そういえば、確か「俺は厳しい親父になる!」と断言してた男が、産まれたてのムスメの顔を見た途端に「絶対に嫁にはやらんっ!」と言ったとか言わないとか。
厳格な父への道のりは遠いようですから、tommy兄さんもまぁせいぜい頑張って下さいね。←♪無理無理〜と決めつけている。

Posted by: AKIKO at April 21, 2004 05:47 AM
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