April 23, 2004

続・部屋探し

昨日からのつづきです
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最終候補の3物件。どれも決め手に欠けるとはいえ、迷っている時間はありません。引越しの日にちが迫っているのです。強引でも消去法でもヤケクソでも、決めるしかないのです。だいたい、我が家に限ってスムーズに事が運ぶはずがないのです。体を張ってネタを消化する運命(さだめ)なのです。

しかし決まりません。では、生活環境という視点にアプローチを変えてみようと、ネットで3軒の近隣地図を探します。ううーん、便利なのはやはりタコ部屋です。数軒先にコンビニもあるし、徒歩5分圏内に大きなスーパーもあります。但し、付近に公園や児童施設といったものはありません。その点、リゾート陸の孤島は、徒歩5分以内に大きな公園が複数あります。が、どちらもコンビニまでが約1km、最寄りのスーパーやショッピングセンターまでは車でも10〜15分はかかりそうです。日常の買い物に、人間として退化した足を持つワタクシが歩いて行くとも思えないので、別に構わないのですけどね。やはり、これも決定打にはなりません。

・・・と、聡明な妻は地図を見ながらあることに気が付きました。陸の孤島は、電車&徒歩だと45分もかかりますが、直線距離にすると意外に会社まで近いのです。急いでルートマップを検索します。「総距離およそ 7.5 km

やややっ!7.5kmならば自転車通勤が可能かも?!

人間、常に柔軟な思考を持たなくてはいけませんね。電車がダメなら自転車があるのです!パンがダメならケーキを食べればいいのです!果たして自転車がケーキかということを気にしてはいけません。実際に通勤するのはダンナだし、マリーには車があるのですから。

念のために、他の2物件の距離も測定したところ、タコ部屋4.2km、リゾートマンション24.1kmです。ここで24.1kmという数値が非現実的なものに見え、リゾートマンションは候補から脱落。そして、元チャリンコ小僧のダンナが「4.2kmと7.5kmだったらさ、広い方にしようよ。俺、自転車で通うし。公園とかが近い方がムスメのためにもいいじゃん」と、自らを犠牲にする発言をしたので、陸の孤島に決定です。

しかししかーし、ダンナは重要なことを忘れています。この地域は丘陵地帯なのです。アップダウンが激しいのです。「自転車はキツイんじゃない?」と心優しい妻は一応提言します。「大丈夫でしょー。7.5kmなら20分くらいじゃない?」と、ダンナは至って楽観的です。更に夫思いの妻はしぶしぶ提案します。「原付というのはどうでしょう?」と。ああ、美しい夫婦愛。

中古の安いミニバイクならば、維持費を含めても通勤定期代で相殺できそうという、鋭い計算です。さすが妻、抜け目はありません。そんなことは全く考えていないダンナ、新しいおもちゃを見つけた少年のように目をキラキラさせていきなり乗り気です。「おお!それ、いいアイデア!よっしゃ。明日、会社に言って来る!」と張り切って言いました。

これでやっと部屋が決まります。やれやれ。

しかししかししかーし、まだダンナは重要なことを忘れています。"原付バイク"の登録には住民票が必要だということを。そして、我が家は諸般の事情により住民票の移動はしないのだということを。「そこら辺のことまで全て含めて会社と相談して来るように!」と妻に言い渡されたダンナが、素直に「はーい!」とお返事してこの日の家族会議は終了しました。

Posted by AKIKO at April 23, 2004 04:19 PM | TrackBack
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