October 13, 2005

少女の野望

相変わらずダンナ不在の日々。母子2人で夕食を済ませ、お風呂に入り、ワタクシはソファに転がって読書、ムスメはその足元でお化粧ごっこなどをして、いつものようにまったりとした時間を過ごしておりました。

ら、唐突にすくっと立ち上がったムスメが真剣な顔で言いました。

ムスメ 「わたし じゆうに いきたい」

何をいきなり人生語っちゃってるんでしょうね、この人は?(汗)

ムスメ 「ねえ まま。 じゆうに いきても いいでしょ?」

また突拍子もないことを言い出して・・・。しかし、ムスメの自由を止めるのもいけないと思い、努めてあっさりと言いました。

ワタクシ「どうぞ。」

反論されると心構えをしていたのでしょうか。一瞬、たじろいだ様子を見せ、それでも何とか体勢を立て直して続けます。

ムスメ 「じゃあ じゆうに ぼうけんに いくね」

ワタクシ「はい いってらっしゃい」

ワタクシはリュックサックを取り出し、中におやつとペットボトルのジュース、着替えのパンツを入れて、ムスメに背負わせました。携帯電話(おもちゃ)をポケットに入れ、仲良しのキューピー人形を抱え、準備は整ったようです。玄関まで手を繋いで行き、靴を揃えてムスメを促します。

ワタクシ「じゃ、気をつけてね。冒険、頑張ってね。」

意気揚々と準備をしたものの、玄関まで行ってあることに気付いたようです。

ムスメ 「おそと よるだよね? くらいよね?」

ワタクシ「そうだね。夜だから暗いね。」

ムスメは暗い所が苦手です。そして、一人で外に出たこともありません。

ムスメ 「あのね・・・」

一旦は履いた靴を脱いで、背負ったリュックを下ろし、そして言いました。

ムスメ 「やっぱり じゆうに いきるのは また こんどに するね!」

Posted by AKIKO at October 13, 2005 10:57 PM | TrackBack
Comments

AKIKOさんいい! むっちゃおもしろい。笑いながらも感動的です。

> 相変わらずダンナ不在の日々
ここを読んで、仕事をしているわけでもないのにオフィスに泊まってうだうだしている自分に気付いて、怒られているような気分に。一時間以内に我が家に向けて出発しますです。はい。

Posted by: OKAMURA at October 14, 2005 12:05 PM

少なからずとも被験者T君の後をきちんと歩いてきているようで安心しました。
これで深夜12時以降に
「知らないおじさんと暮らす事に決めたんだ!!!」
と言い飛び出していけるようになれば完璧です。

Posted by: こだるま at October 14, 2005 01:21 PM

>OKAMURAさん
そうですね。「パパ、また来てね!」とか「パパのお家はどこ?」とか言われない程度にはお家に帰った方が・・・(笑)

>こだるまさん
T君てば(汗) ムスメも暗闇と雷とおばけが怖くなくなったら、出て行ってしまうのでしょうか。

Posted by: AKIKO at October 18, 2005 12:50 AM
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