February 17, 2004

パイレックス基礎知識

「パイレックス」は今でも販売されているのでご存知の方も多いと思いますが、アメリカのコーニング社が開発した耐熱ガラスの食器やキッチン用品のブランド。計量カップやオーブン皿は、ホームセンターやスーパー等でも買うことができます。しかし、現在日本で売っているもののほとんどがIWAKIという日本の会社が作っているもので、ライセンス生産品というやつですね。もちろん現在アメリカでも生産されていますので、並行輸入品もありますが。

このパイレックスの中でも、アメリカやカナダ、イギリスで20〜30年以上前に作られた物を「OLD PYREX」と呼び、ファイヤーキングと同様、コレクターズアイテムになっているわけです。特に「リフ」と呼ばれる冷蔵庫用の保存容器や、「シンデレラ」や「ネスティングボウル」という3個または4個重ねて収納できるボウルセットが人気です。

Pyrex: The Unauthorized Collector's Guide Kitchen Glassware of the Depression Years

ワタクシはOLD PYREXも集めていますし、現行品のPYREX(アメリカ産限定)も見かけると買わずにはいられないわけで、キッチンの収納戸棚の約8割はPYREX埋め尽くされています。どれも使い勝手が良いので、日々の食卓で大変重宝しています。というわけで、このカテゴリを作りました。カテ名の「ぱいれっくちゅ」は「ぱいやーきんぐ」に引き続きムスメの命名です。

ムスメは、このPYREXの保存容器が大好きです。なぜなら、冷蔵庫の中には彼女の大好物たちが、この容器に入って保存されているからです。いつも冷蔵庫の前で、「あかいぱいれっくちゅ くだちゃいー。」(赤いパイレックス下さい)とか、「きいろのぱいれっくちゅ だす?」(黄色のパイレックス出す?)とか言っています。赤いのには「梅干」が、黄色には「らっきょう」が、緑には「きゅうりのQちゃん」が入ってるんですけど。ええ、そんな物がチョコレートやアメよりも大好きな2歳児なんです。いつかムスメが嫁ぐ日には、このPYREXコレクションを譲り渡そうと、柱の陰でそっと涙を拭うハハでした・・・。

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余談ですが、ケメックスのコーヒーメーカーも'60年頃までは、PYREXが使われていました。PYREXとダブルネームのデキャンタなどもあったようです。コーヒーメーカーはヤフオクでも時々見かけますが、最低(持ち手の木の部分が傷んだり、カケがあったりする物)でも15,000円('04.02現在)はしているので、入手困難なんですがー、そのうち、このカテゴリに「ぱいれっくちゅ ケメ子」をエントリできる日が来るような予感がします(遠い目)。

Posted by AKIKO at 12:20 AM | Comments (0) | TrackBack