糸式＠SIDE-A

引越し荷物、到着

宅配便で引越しは、やはり最後まで苦戦でした。というのも、幹線道路からアパートまでの道が細いので、トラックが入らないという事が発覚したのです。普通乗用車でさえいっぱいいっぱいの道、4トントラックが入るわけありません。

運送屋さんはあっさりと「小さいトラックに積み替えて来るわ〜。（再配達は）月曜日でもいいっしょ？」と言って帰ろうとしましたが、おい、ちょっと待てっ。それは困ります。生活必需品一切が詰まった荷物です。あと2日も布団すらない生活はしたくありません。そのために（会社が）わざわざ別料金を払って、配達日指定までしてあるのです。

そこで、「大きな道にトラックを置いて、我が家までは台車で運べば良いのでは？」と提案しましたが、この距離が約400m、アパートに向かって上り坂が続いています。運送屋さんは「ええっ、運べってか？」と相当に不満げです。かなり態度悪いです。「だっからこの辺の配達は嫌なんだよなぁー」などとトンチンカンなことまで言い出します。

低姿勢に「すいません」と言われれば、「しょうがないですねぇ」とも応えられますが、こんな態度をされて引き下がるほどワタクシは温和な性格ではありません。環境の変化に戸惑うムスメのためにも、三十路女の意地にかけても、ここは負けてはいられません。あくまでも柔らかい物腰で「配達日指定して割り増し料金払ってるのに、持ってきてもらえないっておかしくないです？（運送屋の）営業所と（ダンナの）会社に電話して聞いてみますね。」と言ってみました。

すると運送屋のおっさん（既に敬称略、そして"おっさん"扱い）、「ああ、持って来ます、持って来ます。ちょっと待ってて！」と、態度を豹変させて慌てて荷物を取りに行きました。三十路女をナメてもらっちゃ困るなー。こんな状況で荷物を手荒に扱われても困るからと、ダンナに、「"手伝う"と言って監督してきて」と指示を出すのも忘れません。案の定、PCが入った箱（精密機器と大書きしてあるのに）を乱暴に置いた現場を目撃したダンナ、「見に行ってよかったよー。さすが、俺の妻だねー。」と言っていましたが、この程度のこと、三十路女には当然ですわ。

そんなこんなで、荷物の搬入が完了しました。ええ、無事に・・・（ニッコリ）。